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   COLUMN -Aeolus-                

(09/1/19)

私は、アートスペース・イオロスというプログレ・サークルで、プログレのコピー・バンドに学生生活を捧げてきました。今までやってきたものをざっと挙げると…

(あいうえお順)
あぶらだこ
る*しろう
アトール
イエス
ウス・シュマイ・ドマ
カルティベイター
カン
キャメル
キャラヴァン
キング・クリムゾン
クローディア・クインテット
ゴング
サムラ
ジェネシス
ソフト・マシーン
ビートルズ
ピンク・フロイド
ブラッフォード
ペッカ
マイク・オールドフィールド
マグマ
ルインズ
高円寺百景
四人囃子
上原ひろみ
新月
是巨人
などなど

プログレのミュージシャンは基本的に滅茶苦茶上手いので(たまにヘタうまの人も居ますが…)、私のような素人がコピーするとき、彼らに真正面から対抗しようとするのは間違いです。まともにコピーしようとすると、まず音を取るのに膨大な時間がかかり、そして音を取った後にそれを弾けるようになるまでに多くの練習を必要とします。面倒臭がりの私にはこのような努力が続く訳もなく、プログレのコピーをしだした初期にはこの失敗でよく投げ出していました…。
プログレのコピーをしたい!でも難しい…。という欲求を叶えるにはどうしたらいいか!?この問題を解決すべく、私が考えた方法を書いてみます。御参考までに聞き流してくれれば幸いです…(サークルにはギタリストとして入ったんですが、そこはプログレ・サークル。慢性的な人手不足のため、あらゆる楽器に駆り出され、ベース、ドラム、キーボードと経験してきました。一応、どのパートの人の苦労もわかると思います。)

その0 メンバーを集める
まずここからです。プログレをやりたくても、運良くプログレ・サークルに入れるというのは稀なケースだと思います(イオロスは随時メンバー募集中です!)。なかなか難しいと思いますが、最近はネットでメンバー募集できるようになったので、以前よりは状況が改善されたと思います。微妙にプログレ・ブームが訪れているような気もするので、プログレ・バンド人口も増えているのではないでしょうか?どこかに同志がいるはず!と信じていればきっと見つかると思います。
(私も中学〜高校時代、M.オールドフィールドのチューブラー・ベルズのコピーがしたくて色んな人に当たってみましたが誰も賛同してくれず、打ちひしがれてましたが、大学に入って実に5年越しの思いが実現しました。)

その1 曲を決める
プログレでは、部分的にサックスが入っていたり、キーボードが2台入っていたりと、一聴単純な楽器構成でも細かく聞かないと、いざやってみるときになって無理になる曲があります。自分のバンドのメンバー構成と比べながら、注意深く再現可能か検証する必要があります。単に好きな曲だからそれにするという簡単なものではなく、好きなものと再現可能なものの妥協点を探していく感じになります。

その2 あきらめる
ここまできてやっと練習を始めることができますが、その前に心構えとして、まずミュージシャンに謙虚に敗北を認め、下手下手に出、且つズルくなることが重要です。この精神性さえ身につけられれば、コピーは半分済んだも同然です!(嘘)

その3 ググる(検索する)
さあ早速ズルいことを始めます。とにかくググって情報を集めましょう。自力で音を取る手間を省くことを目的として、タブ譜やMIDIファイルを探しましょう。有名どころだとファンサイトなどで結構見つけることができます。速弾きものは音の数が多いので、それだけ音を取るのに時間がかかりますし、カンタベリー系など変なコードを使っているものや、レコメンなどの無調のものは音を取りずらいです。どんどん活用しましょう。あとは長尺のものも構成を取るのに有効です。MIDIはそのままでは音符として見れませんが、MIDIシーケンサーを使えば見れます。
例外的にイエスやクリムゾンなどはバンドスコアが出ている曲もあります。これがあったらベストなのでとりあえずググって情報収集!

(MIDIファイルなど一切ない場合
ジャズ・ロックや英米以外のプログレは基本的には無いと思ったほうがいいと思います。ない場合は、地道に一音一音取っていくしかありません。再生速度を調節できるソフトや、wavファイルから音程をとってくれるソフトがあるので、まずググって調べてみましょう。取ってみたけど不安な音程がある場合は、絶対にバンドのメンバーに相談してみてください。いざやった後で、録音したものを聴いて、そこで初めて音を外してるのに気づくのはダサいので(経験有り)。)

その4 全ての音を弾かなくても良い!
音程が分かったとしても、そのすべての音を弾くテクニックがあるとは限りません。まず大体で良いので、通して最後まで弾けるようにすることが重要です。難しいフレーズが出てくるたびに止まってたら負のスパイラルに陥いり、諦めムードが漂ってきます。まず弾けた気にならないと楽しく練習できないので、どんどんテキトーに流して先に進みましょう。細かい部分を弾きたければ後からツメれば良いんです。楽しさを保つことが投げ出さないために重要です!

その5 原曲に合わせて練習
通して弾けるようになったら、CDやパソコンで原曲を流しながら、それに合わせて弾いてみてください。テンポやニュアンス、変拍子の数え間違いなど、意外と勘違いが多いことに気づくはずです。ここは謙虚に原曲の教えを被りましょう。ギターやキーボードの人はここで音色を作っていくことになります。音量にも注意していきましょう。

その6 原曲なしで練習
いずれは親元を離れ、一人立ちしなければなりません。思い切って原曲を切って、メトロノームだけで練習してみましょう。ここで一人でやってみて曲になったらほぼ完ぺきです。ここで注意なのが、プログレの場合16分音符で切り返すような変拍子があったり、テンポが変わったりする曲が多いのですが、こういう場合はメトロノームで練習するのは困難になります。この場合は変幻自在な脳内メトロノームで対処しましょう。

その7 バンドで合奏
さあやっとバンド練習まできました。他のメンバーも自分と同じくらい練習してきているハズです。まず一回通してみましょう。ここで誰がサボってきたか判明します…(笑)
やってきてない人がいても、難しい曲の場合誰も彼を責められないと思うので、次の練習に期待してその場は楽しくやりましょう。5回もスタジオに入れば、皆練習してきたり、してこなかったりで、全員の練習具合も大体同じくらいになってきます。個人の技術面以外にも音量のバランスやテンポなど、全体で確認することはいくらでもあるので、ここは余裕をもって臨みましょう。スタジオは入るほど全体のレベルが向上してきます。お金と時間は惜しまずに。

その8 本番
頑張ってください!お客さん集めるのが大変ですね…。発表の機会が無い人も多いのが現状。でもあきらめないで。ネットの音源投稿サイトに載せたら世界中のプログレッシャーが聴いてくれます。貴重な記録です。絶対録音しましょう!


以上がプログレをバンドでやる極意です。参考になりましたか?なりませんでしたか?バンドでプログレをやるのはかなり面白い(こんな曲をコピーしてるのは後にも先にも自分達しかいないのではないかという優越感がある)ので、楽器ができる方もできない方もこの機会にぜひ挑戦してみてください。曲を探す際はぜひW.D.のレビューをご参考ください。

 

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