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REVIEW ARCHIVES:SOUTH-AMERICA O-P
[こちらは、これまでに当店に入荷した商品のレビューのアーカイヴです。
価格・在庫の有無はSET SALE LISTを参照するか、またはお問い合わせください]

〜ポスト・ミニマル的モダン・タッチと南米らしさが共存した、アルゼンチン産モダン・チェンバー系新鋭が登場!〜

8 (OCHO)
/8

(CD/Wormo)(Argentina'15)
アルゼンチン産、管弦含む編成(ライヴでは8人体制となる模様)のポスト・ミニマル/チェンバー系バンド、オーチョの'15年のデビュー作。フルート、トロンボーン、ピアノ、パーカッション等による、ポスト・ロック以降の浮遊感を持った反復サウンドに、清らかな魅力の母国語女性ヴォーカル(一部男性voもユニゾン)が乗る、フォーク・チェンバー+ジャズ的な音像は南米ならではのものです。昨今充実のアルゼンチン・シーンから、またも注目株の出現といえる、女性voリスナーも見逃せない好作!

〜チリ産、GORDIAN KNOT〜CYNIC系、変則テクニカル・インスト・メタル・バンド新作ミニ!〜

OCTOPUS
/Coda
(CD/Chile'08)
チリ産、GORDIAN KNOT〜ロン・ジャーゾンベク系ルーツの技巧派インスト変則メタル・バンドの'08新録ミニ(4曲入り、23分)。前作「Bonsai」に比べ、メタル・ディシプリン的な色は薄まり、むしろフレドリック・トーデンダル(メシュガー)のソロ作 を思わせる、変拍子まみれのブルータルなリフを前面に押し出しています。ロン・ジャーゾンベクのBLOTTED SCIENCEに続く、マニア必聴の快作!楽譜入り豪華ブック付!

【入荷速報】これは貴重!幻のアルゼンチン・プログレッシヴ・バンドの'76カセットをCD化!後期クリムゾン、イエス系の、ダークなインストの好内容!

 

OM
Om

(CD/Fonocal)(Argentina'76)
OMというバンドは世界各国に存在しますが、こちらは、'70年代中期に活動するも、LPを残さなかった伝説的プログレッシヴ・バンドのOM。彼らが'76年に唯一リリースしたカセット作品をCD化したもの。ギター、キーボード、ベース、ドラムのインスト4ピースにて(シンセ・プログラミングとコーラスでリト・ネビアが参加)、後期クリムゾン、イエス系の手数の多いサウンドを、ダークに展開しています。音が歪んでいますが、マスター起因と思われ、それを差し引いても、非常に聴きごたえのある内容です!ボーナスとして、'76年の未発ライヴ(3部構成の組曲。音質はラフ)を追加。

【入荷速報】アルゼンチンの若手キーボード奏者、ONE の、'18年2ndの再発盤(CD-R)! '80s風味+イエス系の、重厚・劇的正統派キーボード・インスト・シンフォニックの傑作!

ONE
The Secret Disclosed

(CD-R/No Label)(Argentina'18)
アルゼンチン産、'93年ブエノスアイレス生まれの若手キーボード奏者、ONE ことマリアーノ・セバスティアン・ロドリゲスの、'18年リリース2ndの再発盤('22)。CD-R。ギター/ベース、ドラム、1曲ベースを加えたバンド体制にて、重厚でドラマティックな、'80s風味のメロディアスなイエス系インスト・キーボード・シンフォニックを展開しています。ミニマル/エスノ風味など、多彩なセンスで迫る、技巧性も十分の傑作です!

【入荷速報】アルゼンチンの若手キーボード奏者、ONE の、こちらは'15年1stの再発盤(CD-R)! イエス系ルーツの、メロディアス&テクニカルな正統派インスト・シンフォニック力作!

ONE
Changes

(CD-R/No Label)(Argentina'15)
アルゼンチン産、'93年ブエノスアイレス生まれの若手キーボード奏者、ONE ことマリアーノ・セバスティアン・ロドリゲスの、'15年リリース1stの再発盤('21)、CD-R、ニュー・ジャケット。ドリーム・シアターやメシュガーに影響を受けたとのことですが、サウンドにプログレ・メタル色は無く、正統派のメロディアスなキーボード主体のインスト・シンフォニックを展開しています。バンド・スタイルでの録音で、畳み掛ける技巧的パッセージから、アンビエント/エスノ風味まで、'80s〜イエス風味のサウンドがたっぷり味わえる力作です!

【入荷速報】アルゼンチン産、ヒープ/サバス系邪悪ハードの本格派バンド、'77年2nd! アコギ、キーボード/オルガン一部使用、プログレ風味も有りの快作!

ORION'S BEETHOVEN
Tercer Milenio

(CD/Fonocal)(Argentina'77)
'69-'77まで活動('80-'83はORION 名義)した、アルゼンチン・ハード本格派バンドの、「Superanguel」('73)に続く2nd。母国語リードVo/アコギ、ギター、ベース/オルガン/キーボード、ドラムの4人編成にて、当時に有っても古めかしい、アーリー'70sタッチのヒープ、サバス、ZEP系本格ハード・サウンドを展開しています。アコースティック・ギターやキーボード交えた、プログレッシヴ風味の楽曲も一部有りつつ、全体には、邪悪なパワーが充満した、押しまくりの快作です! '22再発、リマスター、プラケース。

〜アルゼンチン産、アラス/KC系ルーツの現代的タンゴ・プログレッシヴ!8年振り2nd!傑作!

 

ORQUESTA METAFISICA
Hipnotizados

(CD/TAC)(Argentina'19)
アルゼンチンのコンポーザー/キーボード奏者、Sebastian Volco が率いる現代的タンゴ・プログレッシヴ・プロジェクトの、「7 Movimentos」('11)以来8年振りの2nd。vln、sax、バンドネオン、b、dr、弦カル、voice 等、多数のメンバーを迎えて、アラス系のタンゴ・プログレッシヴから、よりアヴァンなチェンバー、クリムゾン系ポリリズミックまで、目眩くスリリングなアンサンブルが素晴らしい内容になっている。これは会心の傑作である。

〜アルゼンチン産タンゴ・チェンバー系新鋭。バンドネオン、ヴィオラも交えたダークな仕上がり〜

ORQUESTA METAFISICA
/7 Moviments

(CD/OrquestraMetafisica)(Argentina'11)
これは注目の、アルゼンチン産タンゴ・チェンバー/プログレッシヴ新鋭バンドのデビュー作。ピアノ/ローズ/モーグ、ベース/スティック、ドラムス/パーカッション、サックス/フルート/トランペット、バンドネオン、ヴィオラの6人編成に、ゲストで管弦、女性スキャット・ヴォーカルなどが多数加わっての録音です。KATZEN KAPELL辺りを、よりダークなレコメン風にしたようなパートから、ジャズ、フォーク、ミニマル/シリアス調まで、ダイナミックに展開する楽曲群は、非常に高水準です。緊張感とイマジナリーな広がりが共存した、手応え十分の傑作!

〜南米を代表するプログレッシヴ・バンド、テルソの07年ライヴ!フラヴィオ・ヴェントゥリーニが復帰!〜


O TERCO

/Ao Vivo

(CD/Brazil.'07)

90年代の復活以降もS.Hinds(g、vo)を中心に断続的な活動を続けてきた、70年代ブラジリアン・シンフォニックを代表するバンド、オ・テルソの07年ライヴ・アルバム。なんと黄金期のメンバーだったフラヴィオ・ヴェントゥリーニ(kbd、vo)が復帰し、2nd/3rdからの名曲を中心にプレイしています。14分に及ぶ代表作「1974」はじめ、セバスチャン・ハーディばりの泣きを交えたインスト「Guitarra」、マルクス・ヴィアナがゲスト参加した「Criaturas〜」など、叙情味タップリの演奏は聴き応え十分です。ヴェントゥリーニのプログレッシヴなキーボード・プレイも素晴らしい、南米ファンのみならず注目の名演!

〜'04年に完成させながらもメンバーの死去により未発表となっていた、感動の大傑作3rd!〜

PABLO EL ENTERRADOR
/Threephonic

(CD/Belle Antique)(Argentina'04)
南米アルゼンチンならではのウェットな歌心に満ちた音楽性で、世界レヴェルでも屈指の叙情的な名作を残したシンフォニック・ロック・バンド、パブロ・エル・エンテラドール。彼らが2004年に完成させながらも直後に中心メンバーの1人が死去したこともあり、これまで未発表になっていたサード・アルバムがついに登場しました。冒頭のELPばりの壮大なインスト曲から、ジェネシス/キャメル・ルーツ、まさに南米然としたうたものまで、ブラジルのサグラドにも通じる仕上りとなった、感動の大傑作です!

〜発売後短期間で廃盤となっていた、パブロの'98年再結成作がボーナス・トラック5曲追加にて、装い新たに待望の再発!〜

パブロ・エル・エンテラドール
/2

(CD/ベル・アンティーク)(Argentina'98)
しっとりとした情感と気品溢れる音楽性で、中南米のシーンにおいても一、二を争う正統派シンフォニック・ロックの傑作アルバムを残したパブロ・エル・エンテラドールが、'98年に発表した再結成作。前作よりややソフトな音像で聴かせつつも、彼らならではの切ない情感が胸に迫る名作です! 短期間で廃盤になっていましたが、新デザイン紙ジャケット、更には'98年のライヴ音源5曲(デビュー作からの名曲の数々を演奏!)を追加収録しての待望の再発!

〜'80年代の黄金期A.ピアソラ五重奏団のピアニスト、'19新作!正にピアソラ直系の傑作!〜

PABLO ZIEGLER CHAMBER QUARTET
Radiotango

(CD/Zoho Music)(Argentina'19)
'80年代の黄金期アストール・ピアソラ五重奏団のピアニストとして活躍、現在は米国拠点のパブロ・シーグレルの'19新作。今回は、バンドネオン、アジア系女性チェロ、ベースとのカルテットにて、ロマンティシズムと緊張感が同居した、タンゴ・ジャズ/チェンバーを展開している。ピアソラの楽曲そのものはIのみながら、全体にピアソラ・オマージュな色が強い、正にピアソラ直系の傑作である。チェンバー・リスナー注目の一枚。

〜凄まじい集中力と緊張感に溢れた、ピアソラ・ナンバー&オリジナル曲による、ド迫力のジャズ・タンゴ!〜

PABLO ZIEGLER TRIO
/Jazz Tango

(CD/Zoho Music)(Argentina'17)
後期アストル・ピアソラ・キンテートのピアニストで、現在はアメリカを拠点に活動しているパブロ・シーグレル。彼が、同じくアルゼンチン出身のバンドネオン奏者およびアコースティック・ギター奏者と組んだトリオの'17年リリース・ライヴ盤です。"リベルタンゴ"等ピアソラ・ナンバーにオリジナル曲も交えて、小さめの編成ゆえの凄まじい集中力と緊張感に溢れた、ド迫力の演奏を展開しています。まさにジャズ・タンゴな名演!

〜チェロ・メインのブラジリアン・チェンバー系カルテットの、流麗にしてイマジナリーな'15年デビュー作!〜

PALINDRUM
/Palindrum

(CD/Palindrum)(Brazil'15)
ブラジル産、Dyonisio Moreno(ディレクション)のもと、女性チェロ、女性ピアノ、Hang(スティール)ドラム、dr/perという特異な4人編成アンサンブルが集った、'15年デビュー作。一部でpや女性スキャットvoを交えつつ、鳴りの良いチェロを軸とした、メロディアスなワールド・ジャズ寄りチェンバー・サウンドを流麗に展開しています。サロン・チェンバー風味も多分に含まれた、オレゴンmeetsジュルベルヌ的音像は、個性も十分も高品質なもの。時にルノー・ガルシア・フォン辺りも想わせる快作です!

[入荷速報]“タンゴ・プログレッシヴォ”を標榜するアルゼンチン産新鋭バンドの'19年2nd、CD-R!何でも有り、結果的にチェンバー・ロック〜ファーマーズ・マーケット風にもなる大傑作です!

PAMPA TRASH
Burzako

(CD-R/Consutitution Music)(Argentina'19)
アルゼンチンのバンドネオン奏者、Nicolas Tognola を中心に、“タンゴ・プログレッシヴォ”を標榜する新鋭バンドの、「Ya Fue」('14)に続く2ndアルバム。そのものズバリなタイトルの@“Progressive Tango”はじめ、フュージョン、ポップ等、何でも有りのタンゴ・ミクスチャーは、益々冴え渡っています。結果的にチェンバー・ロック〜ファーマーズ・マーケット風にもなる、ユーモラスな面も魅力の大傑作です! 簡易紙スリーヴ。

〜「タンゴ・プログレッシヴォ」を標榜する、バンドネオン奏者が率いる痛快な雑食アッパー疾走サウンド!〜

PAMPA TRASH
/Ya Fue

(CD/Pampa Trash)(Argentina'14)
ジャケットに記されているとおり、「タンゴ・プログレッシヴォ」を標榜する、アルゼンチン産注目新鋭バンドの、'14年リリース1stフル。バンドネオン奏者がリーダーの5人編成に、曲によってvo等のゲストが加わっての録音です。まさにピアソラ・ルーツのタンゴを下地としつつも、モダンなロック、民族チェンバー、ダヴ/レゲエ、ラテン、フュージョン等、雑多な要素をぶち込んだ、ある意味ラジカル・トラッド的な音像は、インパクトの強いもの。アラスばりの流麗な側面から、サムラ〜ファーマーズ・マーケットに通じるアッパーな押しまで、疾走感溢れる痛快傑作!

〜ブラジル産オルガン・ハード新鋭デビュー作! ヒープ+ELP的な痛快傑作!〜

PARAFERNALIA
/Parafernalia

(CD/Editio Princeps)(Brazil'11)
バーバラ・トンプソンのバンドではなく、こちらはブラジル産ヴィンテージ/レトロ志向のオルガン・ハード・プログレッシヴ新鋭バンドのデビュー作。オルガン/シンセ/p/ヴォコーダー,g/vo,p/vo,drの4ピース(voはオランダ語)にて、ヒープ/パープル系列のハード色に、ELP或いはジェントル・ジャイアント的なヒネリの効いたプログレッシヴ色をブレンドした、疾走感溢れるサウンドを展開しています。オルガンのみならず、多彩なkbdワークを交えたアンサンブルはプログレッシヴ色が強く、パワー満点の痛快傑作です! おススメ!

※曲間にスクラッチ・ノイズが挿入されていますが、意図的なもので不良ではありません。

【再入荷】スペインのアマロックのリーダー、ロベルト・サンタマリア(kbd)が、ヴェネズエラ時代に組んでいた幻のシンフォ・バンドが再結成しての'05作!EL&P+KC的傑作!

 

PARTHENON
Mare Tenebris

(CD/Luna Negra)(Venezuela/Spain'05)
スペインのアマロックのリーダー、ロベルト・サンタマリア(kbd)が、同国へ移住する前に、故郷のヴェネズエラで'79年に結成し、2年間活動した幻のシンフォニック・ロック・バンド、パルテノンが、何と再結成してリリースした1st。オリジナル・ドラマーを含め、アマロックの女性ヴォーカル入りの5人編成での録音。キース・エマーソンの影響を強く感じさせるサンタマリアのキーボードを軸に、メロトロン音たっぷりのジェネシス、キング・クリムゾン色、さらにラテンの叙情を加えた、本格的EL&P系キーボード・シンフォニックの傑作です!何と、当時('80-'81)のアーカイヴ(リハ/ライヴ)3曲もボーナス的に追加! (CDブックレットのサイズが小さいですが、意図的なものです)

〜より多彩なラテン色を強めた、流麗かつパワフルな南米フュージョン+カンタベリーの会心傑作!〜

PASAJERO LUMINOSO
/El Corazon De Las Ballenas

(CD/Pasajero Luminoso)(Argentina'17)
アルゼンチン産、前作「Afuerino」('15)が、南米フュージョン+カンタベリー・サウンドの傑作として高く評価されたインスト・ジャズ・ロック・バンドの、スタジオ新作3rd。今回は、bがチェンジした4ピース(el-g, dr/per, p/org/syn, b)に、一部ゲストでバンドネオン、ヴィオラ等を加えて、より多彩かつパーカッシヴなラテン色を押し出した流麗なサウンドを展開しています。表面的なカンタベリー色こそ後退したものの、むしろキャメル・ルーツのオルガン入りロック・パートや、硬質なチェンバー・タッチも交えた、パワフル&ダイナミックな仕上りの会心傑作です!

〜アルゼンチン産、メロディアスなシンフォ寄りプログレ・フュージョン!〜

PASAJERO LUMINOSO
/Afuerino

(CD/Viajero Inmovil)(Argentina'15)
アルゼンチン産、g, kbd, b, dr/perの4ピースによる、メロディアス・プログレ・フュージョン・バンドの、「Pasajero Luminoso」('14)に続く2nd。流麗かつメロウなリード・ギターを軸とした、キャメル系シンフォニック・ルーツも感じられる上品なサウンドは、軽快にしてタイトな、親しみ易いもの。エレピ、オルガンも交え、部分的にはムーランズ・ゴングやカンタベリー系を思わせるところもある、プログレッシヴ・リスナー向きの良作です!

【入荷速報】アルゼンチン産、フォーク・デュオの最もプログレッシヴな代表作3rd ('76)!チャーリー・ガルシア(kbd)参加、イタリア風味も! '22再発、リマスター、プラケース!

PASTRAL
Humanos

(CD/Fonocal)(Argentina'76)(税込¥2860)
A.D.Michele と、M.A.Erausauin による、アルゼンチン産フォーク・デュオの、'76年3rd。オスカー・モロー(dr/マキナ、セル・ヒラン)、大御所チャーリー・ガルシア(kbb)はじめ、エレクトリック・ギター、フルート、ストリングス等が入った、バンド・スタイルでの録音になっています。南米然とした叙情派歌物シンフォニック的サウンドは、イタリアン・ロックにも通じる、非常に魅力的なもの。カラフルなジャケットも相まって、彼らの代表作に相応しい一枚です!'22再発、リマスター、プラケース。

【入荷速報】アルゼンチン産、フォーク・デュオの、'77年4th! 前作同様、シンフォニックなバンド・スタイルでの録音、こちらも彼らの代表作! '22再発、リマスター、プラケース!

PASTRAL
Atrapados En El Cielo

(CD/Fonocal)(Argentina'77)(税込¥2860)
アルゼンチンのフォーク・デュオ、パストラルの、「Humanos」('76)に続く、'77年4th。オリジナル・ジャケットは、くり抜きで、内袋をスライドさせるギミックでも有名な一枚。前作同様、エレクトリック・ギター、ベース、ドラム、フルート、オルガン、ピアノ/メロトロン等を交えた、シンフォニックなバンド・スタイルでの録音。しっとりした叙情アコースティックを基調にしつつ、プログレッシヴなアレンジも多用された、こちらも彼らの代表作です! '22再発、リマスター、プラケース。

〜NY系とONJ系の中間的ともいえる、フリーキー&ファンタジックなチェンバー寄り大編成アヴァン・ジャズ!〜

PATRICIO CARPOSSI
/El Dragon Blanco

(CD/Club Del Disco)(Argentina'17)
ブエノスアイレス生まれのギタリスト/コンポーザー、P.Carpossiの、「Minimal」('13)に続く4thソロ。el-g, 4管, kbd, el-b, dr+ゲストの大編成にて、ミニマル/ポストロック、フリージャズ系からチェンバー/レコメン風にいたる多彩かつダークなアヴァン・ジャズを展開しています。ファンタジックな物語性も感じさせる、フリーキーかつイマジナリーな秀作です。いわゆるNY系とONJ系の中間を行くイメージも!

〜ヴェネズエラ産!ゴシック・オルタナ・プログレ・ポップ作!〜

π(Pi) XPRNC
/Algenia
(CD/Musea)(Venezuela.'08)
ヴェネズエラの女性vo/g/kbdプレイヤー、カレン・ゴンザレスが、リズム・セクションとperを迎えて制作したゴシック・オルタナ・プログレ・ポップ作!退廃ムードの、うたもの基調の中、クリムゾン〜TOOL系のセンスも感じさせる、ダーク・プログレッシヴ・リスナー注目のリリースです!

〜ブラジル産、凶暴なハード・コア・レコメン新鋭の刺激的な快作!〜

PIG SOUL
/Chorume Da Alma

(CD/SMD)(Brazil'10)
ブラジルから登場した、4人編成(g/トロンボーン,シンセ/p,b,dr)によるハード・コア・レコメン寄りジャズ・ロック・バンドの1st(10曲入り33分)。マグマやクリムゾンをルーツとした、ヘヴィに押しまくるサウンドを基調に、メタリックな技巧、ザッパ的屈折感など、刺激的な仕掛けを配したインスト・サウンドはパワー、インパクト共に抜群です。過激な音を好むチェンバー/アヴァン系リスナーは見逃せない快作!

※ラスト・トラックM10は意図的な音飛び風ループとなっております。不良では有りませんのでご注意ください。

〜フラクチャード・ディメンションのJ.ピッツと、天才ドラマー、M.ミンネマンが組んだ、テクニカル・プログレッシヴの究極作!〜

PITTS MINNEMANN PROJECT
/The Psychic Planetarium

(CD/Belle Antique)(USA'18)
スパスティック・インク等の不条理テクニカル・デスとUK〜ブルーフォード的なサウンドを結び付けた音楽性で驚異的なインパクトを与えたユニット、フラクチャード・ディメンションを率いるキーボーディスト、ジミー・ピッツが、当代随一の天才ドラマー、マルコ・ミンネマンと組んだユニットの2作目。コア・メンバーを固定し、よりバンドとしての作品作りがなされた本作は、息つく間も与えぬ技巧の嵐の中にプログレッシヴ色を打ち出した、現代テクニカル・プログレッシヴの究極作!
}
※国内盤ベル・アンティークより9/25リリース!

〜チリ産ヘヴィ・トリップ・プログレ・トリオの2作目!クリムゾン/マグマ+PLANET X的!?〜

PLATURNO
/Insano

(CD/MUSEA)(Chile'11)
チリ産、ギター/ヴォーカル、ドラムス/パーカッション、キーボードのトリオ編成による、ヘヴィ・プログレッシヴ・バンドの、『Nucleos』('06)に続く2nd。エレキベース奏者や、TRYOのチェリストをゲストで加えて、KING CRIMSON/MAGMA系列の反復ゴリ押しと、PLANET Xにも通じるテクニカル性が合体した、スリリングなインスト主体のサウンドを展開しています。一方で、唐突に南米らしい叙情的なヴォーカルパートも導入するなど、意外性/ダイナミズムも十分の注目の力作!

〜南米版Rise Aboveといった趣きの、2つの大曲を含む重厚・邪悪な傑作!〜

PLESIOSAURIO
/El Cuento De Las Manos Heladas

(CD/Plesiosaurio)(Argentina'15)
アルゼンチン産、p/kbd, vo/g, b/g, dr/fl/voの4人組新鋭バンドが、'15年にリリースしたスタジオ1st(他にライヴ2種リリース済)。チリのロス・ハイヴァスもかくやの、フォルクローレ風ダウナー・サイケ・フォーク調も盛り込みつつ、21分/29分の2つの大曲はじめ、レトロかつヴィンテージなヘヴィ・プログレッシヴ・サウンドをたっぷり展開しています。初期クリムゾン、初期フロイド等をルーツに、フルート、オルガン音、メロトロン音をフィーチャー(voはスペイン語)して、言わば南米版Rise Above系といった趣きの、重厚・邪悪な傑作!

<Attention!>
本CDは、意図的に数ヶ所「針音ノイズ」が入りますが、不良では有りません。ご了承ください。

〜スピネッタ+フロイド+オルタナ+カンタベリー?な、アルゼンチン産新鋭バンド!〜

POROTTA
/Porotta

(CD/Supercharango)(Argentina'14)
アルゼンチン産、母国語ヴォーカル、ローズ/ピアノ/モーグ、シンセ/プログラミング、ベース、ドラムスの5人編成による、プログレッシヴ・ポップ新バンドのファースト。管弦ほか多数のゲストも交えて、スピネッタ風のソフトかつキャッチーなヴォーカルを軸にアナログ・キーボード(メロトロン音含む)の響きや、ジャジーなアレンジも活かしたカンタベリー系のルーツも香る高品質なサウンドを展開。同郷のSEINとはまた一味異なる、レトロ・モダンな快作!

〜ケイト・ブッシュ系voとvln/violaをフィーチャーした、流麗マジカルなチェンバー・ポップ快作!〜

POLANDRIA
/Polandria

(CD/Polandria)(Argentina'18)
アルゼンチン産、ケイト・ブッシュを思わせる、魅惑的ハイトーンの女性vo/p/kbd(スペイン語), vln/viola/el-g, el-g/b/cl/sax etc., b/p, dr/perの5人組によるチェンバー・ポップ・ロック・バンドの、配信作('16)を含めると2ndフル('14にもEP有り)。伸びやかでキュートな、むしろマリア・ジョアンを思わせるvoと、vln/violaが醸し出すラテン・チェンバー・サウンドが相まって、非常に高水準な仕上りの快作!

元INVISIBLE〜SPINETTA JADEのドラマー2ndソロ!

POMO
/Binario

(CD/Epsa Publishing)(Argentina'13)
元INVISIBLE〜SPINETTA JADEのドラマー、POMOことHector Lorenzoの'10年作に続く2ndソロ。母国語vo,g,b,kbd等を迎えたバンド・スタイルによる、フュージョン/AOR寄りプログレ・ポップ的サウンドは、正にスピネッタ系にして、極上のセンスです。vo入り5曲、インスト7曲の計12曲を収めており、ジャッコやジノ・ヴァネリ系に通じる所も有ります。実は相当テクニカル&エモーショナルなロック系ギタリスト、Javier Vinasのプレイにも注目の会心傑作!

〜スピネッタMeetsジャッコ的!? フュージョン/AOR寄りポップ・プログレ・バンド!〜

POMO
/Primario

(CD/Hector Lorenzo)(Argentina'10)
スピネッタMeetsジャッコ的!? フュージョン/AOR寄りポップ・プログレ・バンドの、こちらは'10年作(1st)! drがリーダーで、vo入り曲/インスト半々の構成。M10にはvoiceで故スピネッタが参加!

〜アルゼンチン産、濃厚・劇的プログレッシヴ・メタル!'18リリースの最新作4th!母国語vo入り!〜

PRESTO VIVACE
Realidades Convenientes

(CD/Icarus Music)(Argentina'18)
'95年に結成された、アルゼンチン産プログレッシヴ・メタル系バンドの、「Peri Feria Vital」('14)に続き、'18にリリースされた最新作4th。時にVOW WOWの人見元基を思わせる、熱く歌い上げる専任母国語vo入りの4ピース(kbdはbが兼任)にて、ドリーム・シアター、シンフォニー・エックス、アングラ等ルーツの、正に濃厚なサウンドを展開している。南米ならではの質感と高水準なプレイが味わえる、力作である。

〜プリズム+PLANET X?チリ産、メロディアスに弾きまくる、テクニカル・シンフォニック・フュージョン!〜

PRISMA X
/Instantes
(CD/Chile.'06)
チリから出現した、ツイン・ギター、kbd、b、drの5人組シンフォニック・フュージョン系インスト・バンドの1st。メロディアスなトーンで自在に弾きまくるギターをフィーチャーした音作りは、ヘヴィ・ジャズ・ロック寄りですが、一方でキャメル風の叙情味も交えるなど、個性的な仕上りです。PLANET X〜UK系のスリリングな変拍子リフから泣きの入った速弾きまで、爽快かつダイナミックなギター・サウンドの秀作!

〜2管入りチェンバー・ジャズ・ロック・バンドの7年振りの新作は、シリアス&ダーク、そしてスリリングな会心作!〜

PROJETO B
/Isso

(CD/Panela)(Brazil'16)
ブラジル産、シリアスECM+ザッパ的チェンバー・ジャズ・ロック・バンドの、大判画集付きだった「A Viagem De Villa-Lobos」('09)以来となる最新作4th。リーダー/ギタリストY.Ursiniの、弾きまくるel-gをフィーチャーした、マイルス〜ニュークリアス、M.ウェストブルック等を想わせるサウンド(2管入り5人組+ゲスト管)は、よりダークな中にも、スリリングな切れ味を増しています。適度にフリーキーな面と英国風の気品、そして昨今のフレンチ系に呼応したかのようなポリリズミック色まで、聴き応え十分の、レコメン/カンタベリー筋のリスナーも見逃せない会心傑作です!

〜叙情的メロディと繊細なアンサンブルが広がっていく、アコースティック・ジャズ・プロジェクト!〜

PROJETO PENDULUM
/Impermanencia

(CD/Nadyr Calvi)(Brazil'14)
ブラジル産、ピアノ、vln/ac-b/マンドリン、ヴィオラホン(アコギ)、drの4ピースによる、上品かつ流麗なアコースティック・ジャズ/ブラジリアン系プロジェクト作!ノスタルジックなムードの中、叙情的メロディと繊細なアンサンブルが広がっていく、部分的には「しっとりとしたフレアーク系」といった手触りの好内容!

〜ブラジル産、シリアスECM+ZAPPA的チェンバージャズロックバンドの、ヴィラ・ロボスの楽曲アレンジ中心の3rd。大判本付〜

PROJET B
/A Viagem De Villa-Lobos
(CD+Book/SESCSP)(Brazil'09)
ザッパ、マイルス、ビル・フリーゼルなどの影響下にある、ブラジル産チェンバー・ジャズ・ロック・バンドの、『A Noite』('07)に続く3作目。今回は同国の国民的作曲家:ヴィラ・ロボスの楽曲をアレンジしたものを中心に収録しており、CDと7インチの大判イラスト集ブックのセットでのリリースです。サックス/クラリネット、トランペット、ギター、ベース、ドラムス、ピアノの6人編成にて、持ち前のダークでシリアスなサウンドを、よりダイナミックに展開しており、パスコアル系の香りも増しています。マイク・ウェストブルックやヘンリー・カウのリスナーも見逃せない、会心作です。

〜クリムゾン/レコメン寄りアヴァン・ジャズ・ロック・ギター・トリオの、格段にスケールアップした傑作2nd!〜

PROTOFONIA
/A Consciencia Do Atomo

(CD/Editio Princeps)(Brazil'15)
ブラジルの首都ブラジリアで'06年に結成された、レコメン寄りアヴァン・ジャズ・ロック〜ギター・トリオの、「Protofonia」('13)に続く2ndアルバム。前作は純トリオでの録音でしたが、本作では、レロ・ナザリオ(kbd/GRUPO UM)はじめ、ほぼ全曲毎にkbd, sax, per, テルミン等のゲストが加わっています。クリムゾンやヘンリー・カウのルーツと、ブラジリアン/ラテン・ジャズ、フリーキー・アヴァン色が混在し、よりプログレッシヴなテイストを増した、格段スケール・アップの傑作!

〜アヴァン・ジャズ+クリムゾン+H.カウな、レコメン色も有るヘヴィ・サウンド!〜

PROTOFONIA
/Protofonia

(CD/Editio Princeps)(Brazil'13)
'06年にブラジリアで結成された、ギター、ベース、(エレクトリック)ドラムスによる、トリオ・バンドのデビュー・アルバム。アヴァン・ジャズを基調としつつも、クリムゾンやヘンリー・カウにも影響を受けたというサウンドは、フリーキーにしてヘヴィなもの。キース・ティペット〜OGUN系リスナーにもオススメのエネルギッシュな注目傑作!レコメン色も有り!

〜アルゼンチン産、個性派ラテン・プログレ・フュージョン・バンド最新作!〜

PULSONICA
/Tribaloide

(CD/Sadaic-Biem)(Argentina'11)
アルゼンチン産、dr/シロフォン,女性コンガ/per,g/プログラミングのトリオ編成による個性派ラテン・プログレ・フュージョン・バンドの、こちらは'11年最新作。本作では、ゲストでb,ディジリュードゥ,ピアノ等を加えて、サンタナ由来のパーカッシヴなラテン色と、時にピエール・ムエルランズ・ゴング、或いは新生クリムゾン辺りを思わせるプログレ・フュージョン色が合体した、絶妙かつ格好良いサウンドをよりハイグレードに展開。正に個性十分、手応えありの秀作!

〜アルゼンチン産、パーカッション入りラテン+ヘヴイ・プログ個性派、新作4th!スリリングな力作!〜

 

PULSONICA
Entre Mundos

(CD/Pulsonica)(Argentina'19)
'08年にアルバム・デビューしている、パーカッション、ドラム、ギター、ベースの4ピース(+ゲスト)バンドの、「Fuera Del Tiempo
」('15)に続く新作4th。パーカッションを大きくフィーチャーした、ラテン+ヘヴイ・プログレッシヴ/フュージョン的サウンドは、非常に個性的かつ面白味のあるものである。ストリングスも一部に交えた、チェンバー/アヴァン系或いはクリムゾン系リスナーにも向く、時にメロディアス、そしてスリリングな力作。ヴァイオリンも効いている。

〜アルゼンチン産、変則トリオ編成のサンタナ風個性派バンド!〜

PULSONICA
/Movimiento Perpetuo

(CD/Self)(Argentina'08)
アルゼンチン産、女性コンガ/per,dr/シロフォン,gのトリオ編成による、個性派バンドの'08年作品。サンタナ由来のパーカッシヴなラテン色と、少々クリムゾン入ったハード・フュージョンをミックスした、かなり変テコかつ格好良い音像を展開しています。部分的にはピエール・モエルランズ・ゴング風味もある注目の力作!

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