Circus Of Rock
サーカス・オヴ・ロック
フィンランドの KING COMPANY のドラマー、ミルカ・ランタネンが立ち上げたロック・ミュージカル・プロジェクトで、2021年にアルバム「Come One, Come All」(日本未発売)でデビューした CIRCUS OF ROCK の2枚目となる新作が完成。中心人物のミルカは30年のキャリアを持つミュージシャンで、古くから THUNDERSTONE や現 STRATOVARIUS のティモ・コティペルトのソロ作品など、北欧のバンドを中心とした多数の作品に参加してきた実力派ミュージシャンである。その彼が立ち上げた CIRCUS OF ROCK の最大の特徴の一つとして挙げられるのが、多数の豪華ゲスト・ヴォーカリストが参加していることである。デビュー作では、ジョニー・ジョエリ(HARDLINE)、ダニー・ヴォーン(TYKETTO)、エリーセ・リード(AMARANTHE)、マルコ・ヒエタラ(元 NIGHTWISH)など、総勢10名を超すゲストが参加して注目を集めた。 本作においてもそのコンセプトは健在でありつつも、前作とは一変したゲスト陣が目を引く作品である。その気になるラインナップは、日本人にはお馴染み YNGWIE MALMSTEEN などで古くから活躍しているジェフ・スコット・ソートやマーク・ボールズ、最新作「獄彩色」でも現役トップ・ヴォーカリストとして力強いパフォーマンスを見せた URIAH HEEP のバーニー・ショウ、ユーロヴィジョン・ソング・コンテストで優勝経験を持つ同郷フィンランドの雄 LORDI のミスター・ローディなど、本作でも10名以上のゲスト・ヴォーカリストが参加し、アルバムを多彩なものにしている。(2023年4月29日更新 - アルバム『ロスト・ビハインド・ザ・マスク』について)