Defleshed

デフレッシュド

 1990年代半ばから、デスラッシュというジャンルにおいて最も重要なバンドの1つとして精力的に活動してきたスウェーデン出身のバンド。しかし、インスピレーションを失い、他のことに挑戦したくなった彼らは、5枚目のアルバム『リクレイム・ザ・ビート』をリリースしたその年の2005年に解散する。 その後、長いブランクを経た彼らは、昨年2021年になって新たなレコード・ボックス・セットに収録するための新曲を数曲録音する。ここでギタリストのラーシュ・ロフヴェン、ドラマーのマッテ・モーディン、ベーシスト兼ボーカリストのグスタフ・ヨルデという、バンドの中心メンバー3人が再結集を果たす。ヨルデは、「曲の出来も良かったし、プロセスも満足のいくものだったから、フルレングスに挑戦することにしたんだ」と語る。レコード・ボックス・セットのプランを変更し、バンドが最初に録音した2曲は、再結成を後押ししてくれたファンへのプレゼントとして、シングル「フレッシュレス・アンド・ワイルド」としてリリース。 2021年秋頃から、スウェーデンのウプサラにあるロリーサウンド・スタジオで、ダーケインのローレンス・マックローリーと共に、ドラムに2週間、ギターとベースに2週間、ボーカルに3日間のセッションを2回行い、アルバムのリリースに向けてレコーディングを開始。ヨルデは、「新しい視点で今の自分たちのサウンドを見てみたかったんだ。速くて猛烈で、かつ多様でなければならないことは分かっている。その結果、パワーとエネルギーが最大限に満たされたアルバムとなった」と語る。 (2022年11月23日更新 - アルバム『グラインド・オーヴァー・マター』について)