Destruction

デストラクション

ソドム、クリーターと並んで『ジャーマン・スラッシュ三羽ガラス』と称され、スラッシュ・シーンの重鎮であるデストラクション。スラッシュメタルの中でも特に「激しい」スタイルを特徴とし、アグレッシブでエネルギッシュなサウンドを提供し続けている彼らが、とうとうMARQUEE AVALONに登場だ!1982年から活動を始めた彼らだが、これまでに幾度となくメンバーチェンジが行われ、1989年にベース・ヴォーカルのシュミーアが抜けた後はヴォーカルが見つからず、停滞期とも言われていた。10年後、シュミーアが電撃復帰し奇跡の復活劇を遂げた!と思ったのも束の間。なんと、2021年には38年間バンドを支えてきたギタリストのマイク・ジフリンガーが突然の脱退を発表。またもや窮地に立たされたデストラクションであったが、マイクの後任を担ったのはデストラクションのサウンド・エンジニアであったマーティン・フュリアだった。様々な困難に見舞われた彼らだったが、4人体制での活動を続け、2022年には15枚目のアルバムを出し、そしてなんと16枚目のニュー・アルバムもリリースするという、ジャーマン・スラッシュ・メタルの意地を見せつけた!今回の作品は、これぞスラッシュメタル!と安堵するようなシュミーアのアグレッシヴで荒々しいシャウトに、2022年に加入したマーティンのメロディックなリードギターが新しいディストラクション節を生み出している。また、今作に収録された『DESTRUCTION』という曲はメロディアスなツイン・リードギターと、速弾きも加わりつつ、オールドスクールなサウンドに仕上がっており、"We're DESTRUCTION"を合言葉に、世界中のファンとデストラクションとを繋ぐ曲となっている。(2025年2月27日更新 - アルバム『バース・オヴ・マリス』について)