Mike Tramp
マイク・トランプ
WHITE LIONのヴォーカリストとして知られるマイク・トランプのソロ・アルバム。本作はアルバム・タイトルを見て頂ければ分かるように、WHITE LIONの曲をリレコーディングしたアルバムで、主に1st『Fight To Survive』~ 3rd『Big Game』までの代表曲をメインにピックアップした内容となっている。 この作品に対してマイクは以下のように語っている。「自分にとって、1983年から1991年までの期間は、一生に一度の経験だった。当時はやることなすこと全てが初めてで、刺激的で冒険的だったけれど、それが終わったとき、それは単にバンドの終わりというだけでなく、自分が生きてきた、人生における非常に特別な時間の終わりでもあった。その後20年以上、自分の人生の中でその時間を少しずつ再確認してきたけど、決して100%居心地の良さを感じることはなかったんだ。かつての自分を無理に再現することができなかったからね」 「今2023年になって、俺は偉大なWHITE LIONの曲を、できるだけオリジナルに近い形で、でも今日自分がそうあるべきだと感じる小さな新しい部分を探りながら、アルバムをレコーディングしたんだ。俺はもう26歳ではないし、26歳のようには歌わない。26歳のように歌おうとしても、歌や自分自身に対して誠実にはなれないだろう。40年以上前にヴィト・ブラッタと一緒に作った曲を、今の俺がそのまま歌う。これが、曲を受け入れ、ゆったりと、自分自身と曲に正直になれる唯一の方法なんだ」 (2023年4月5日更新 - アルバム『ソングス・オヴ・ホワイト・ライオン』について)