Pyramaze

ピラメイズ

 前作「Epitaph」がプログレッシヴ・メタル・ファンからのみならず、専門誌からも大絶賛された、多国籍プログレッシヴ・メタル・バンド PYRAMAZE の通算 7 作目のアルバム「Bloodlines」が完成。 バンドの歴史は 2002 年に遡る。ギタリストであるマイケル・ケマイヤーの呼びかけによりモルテン・ゲーデ・ソレンセン(Ds / Wuthering Heights)、ニールズ・クヴィスト(B)、ヨナ・ワインガーテン(Keys)、ランス・キング(Vo / ex-Balance of Power)が集まり、2004 年にアルバム「Melancholy Beast」でデビュー。プログレッシヴ・メタル界の期待の新星として注目を浴びる。その後若干のメンバーチェンジを挟みながら「Legend of the Bone Carver」 (2006)、「Immortal」 (2008) とコンスタントに作品を発表。順風満帆なキャリアを積み重ねていたが、2011 年に突如創設メンバーであるマイケルとニールズが脱退。残ったメンバーは検討した結果バンドを継続することを選択。数年の休止期間を経て新たなメンバーに、ミュージシャンとしてだけでなく、エンジニア/プロデューサーとしても名を馳せるヤコブ・ハンセンを加入させる。これによってバンドは作曲面・プロダクション面で飛躍的なレベルアップを遂げ、その効果はアルバム「Disciples of the Sun」 (2015) 以降の作品で確認することができる。既に本作からはシングルとして"Broken Arrow"と "Fortress"など 3 曲を公開。どちらもテクニカルでありながらも、耳に残るメロディアスでキャッチーなサビを印象的に聴かせるドラマティックな楽曲となっており、本作も前作に劣らず質の高い作品であることを期待させるものとなっている。因みにゲストとしては、メリッサ・ボニー(Ad Infinitum)、カイ・ハンセンの息子ティム・ハンセン、オロフ・モルク(Dragonland) らが参加している。(2023年6月30日更新 - アルバム『ブラッドラインズ』について)

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