Violet

ヴァイオレット

　ドイツから誕生した若手メロディック・ロック・バンド。アバやスターシップから影響を受けたというマニュエル・ヘラー、リック・ウェイクマンやキース・エマーソンというプログレッシヴ・ロックからの影響を公言しているフィリップ・クザンスキー、スコーピオンズ、ナイト・レンジャー、トライアンフと80年代ロックの影響を多分に受けるエリック・ハートの3人によって2020年に結成。そこに現在19歳のフロントマン、ジェイミー・ベッカムが加入し、バンドとして本格的に始動した彼らは、何曲かのデモ音源を作成し、新鋭レーベルであるイエロー・マフィン・レコーズと契約を果たす。2020年秋から制作に取り掛かり、先行1stシングル「ソフィー」を発表。これらの流れに続き、満を持して発表されたデビュー・アルバムは、名だたる80年代のバンドからの影響と煌びやかなメロディに彩られた、シティ・ポップ風味の魅力あるAORアルバムに仕上がっている。　アルバム収録曲には、80年代のポップス・チャートを賑わせたサマンサ・フォックスの「ドゥ・ヤ・ドゥ・ヤ」のカヴァーも収録（2ndシングルとしてミュージック・ビデオも公開）。加えて、日本盤にはボーナス・トラックとして、アルバム収録曲のラフ・ミックス・ヴァージョンが追加されている。（2022年11月23日更新 - アルバム『イリュージョンズ　～幻想美～』について）