ユーゲン、カマンベール等で活躍した打楽器奏者ジャコボ・コスタが率いる仏産アヴァン・プログレッシヴ・バンドの4年振りとなる2作目。ザッパやカンタベリー系を思わせる強烈な変拍子を柔らかなメロディで包み込むような作風に変わりはないが、本作では2人の女性ヴォーカル、キーボード、鍵盤打楽器などを迎えた緻密なアンサンブルを披露。ザッパの最もプログレッシヴ寄りの楽曲やブラジルのアヒーゴ・バルナベー等を思わせる、複雑ながらもメロディ性を持った目眩くようなサウンドをロック的に展開。複雑系プログレッシヴ好みの聴き手には絶対となる会心の大傑作!
(MAR 193141)