故ケヴィン・ギルバートと活動を共にし、後にはフィル・コリンズの息子、サイモン等と共に組んでいたSOUND OF CONTACTにて注目された現代プログレッシヴの重要人物、デイヴ・カーズナーの3枚目のソロ・アルバム。「日々の暮らしの中に現れる障害や妨害からの解放」をテーマにした、ドラマティックな構成のトータル・コンセプト作。時に技巧に走り、時に強烈な泣きを込める個々の楽曲の印象が際立つあたりは見事。スティーヴ・ハケットやニック・ディヴァージリオ等の豪華な面々を加え、演奏、プロダクション共に完成度の高い傑作。