湿った情感と、天にも昇るような無垢なメロディの連なりで、稀有なまでのピュアな叙情性を演出したパブロ・エル・エンテラドール。オリジナル・キーボード奏者の死をもってその歴史は終わったが、もう一人の中心人物であったヴォーカリストのホセ・マリア・ブランがその魂を受け継ぐべく、新たなプロジェクトを始動。タイトルにもパブロと冠するように、パブロ節そのままの、切なくも叙情的メロディを満載にしつつ、ジェネシス~初期スティーヴ・ハケット的な感性も交えた素晴らしいアルバムに。全てのシンフォニック・ロック愛好家必聴の傑作!