元Ｘレッグド・サリー～フラット・アース・ソサエティの鬼才ギタリスト、ピエール・フェルヴルーゼムの24年新作。“Let’s Try with 2 Drummers and 4 Saxophones”と記載がある通り、今回は自身のギター / ベース / キーボード多重録音に2名のドラマーと、やはり多重録音によるサックス・カルテットでの録音。ド迫力のツイン・ドラムを軸に、彼のルーツたるザッパに、クリムゾンや70年代前半の電化マイルスのアッパーな部分を重ねたような、押しまくりのアヴァン・ジャズ・ロックを展開。屈折感も健在の、会心の大傑作！